薬師堂(やくしどう)
伝説の地(中央地区東本町)
嘉祥(かしょう)三年(850)三月、慈覚大師(じかくだいし)が当地に来られた時、この地方は、全く拓けておらず竹や葦(あし)の生い茂った荒地であった。
大師は、この地は将来必ず発展すると思い、それを祈願して自ら小刀(こがたな)を取り、薬師(やくし)の尊像(そんぞう)を彫刻した。さらに、この年の六月十二日にはお堂を建てたのである。
これ以来、福岡台や海辺やよその村々から人々が集まるようになり、住み着く者が多くなった。正月の十二日から八日間、お堂の前で市(いち)が開かれるようになったそうだ。
原話 匝瑳郡市、八日市場の沿革と人物
関連資料
広報ようかいちば(平成10年9月号) [PDF形式/225.37KB]
◇4代目の薬師如来(平成10年8月建立)
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