産業・事業者
有機農業・環境にやさしい農業の推進
有機農業
有機農業の3要素
- 化学的に合成された肥料・農薬の不使用
- 遺伝子組み換え技術の不使用
- 農業生産由来の環境負荷の低減
有機農産物・有機表示
有機農産物は「有機農産物の日本農林規格」の基準に従って生産された農産物のことを指します。
有機農産物の日本農林規格で定める基準(一部)
- 周辺から使用禁止資材が飛来しまたは流入しないように必要な措置を講じていること
- は種または植え付け前2年以上化学肥料や化学合成農薬を使用しないこと
- 組み換えDNA技術の利用や放射線照射を行わないこと
この基準に適合した生産が行われていることを第三者機関が検査し、認証された事業者は、「有機JASマーク」を使用し、有機農産物に「有機○○」などと表示することができます。
有機農業の3要素を満たす生産方法であっても、この「有機JASマーク」がない農産物・畜産物・加工食品に、「有機」、「オーガニック」などの名称の表示や、これと紛らわしい表示を付すことはできません。
(出典)有機食品の検査認証制度(農林水産省ホームページ)
詳細は、有機食品の検査認証制度(農林水産省ホームページ)をご確認ください。
「みどりの食料システム戦略」
農林水産省は、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」を令和3年5月に策定しました。
みどりの食料システム戦略の中では、農林水産業における環境負荷軽減を推進しており、2050年までに目指す姿として、CO2のゼロエミッションや化学肥料・化学農薬の使用量の低減、有機農業の推進を掲げています。
詳細は、みどりの食料システム法について(農林水産省ホームページ)をご確認ください。
地域の取り組み
市内では、有機農業や低農薬栽培などの環境にやさしい農業が展開されています。
ちばエコ農産物認証制度
ちばエコ農産物認証制度とは、低化学合成農薬・低化学肥料栽培を行う生産者と農産物について、千葉県が認証する制度です。化学合成農薬と化学肥料の使用を通常の半分以下に抑えた、環境にやさしい栽培方法が対象です。
ちばエコ農産物は、ふれあいパーク八日市場や近隣の道の駅など直売所を中心に販売されています。
詳細は、ちばエコ農業情報ステーション(千葉県ホームページ)をご覧ください。
脱炭素化と連携した取り組み
市内の豊和地区飯塚開畑では、ソーラーシェアリングと有機農業の融合が行われています。
ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)とは、農地に支柱を立て、太陽光発電設備を設置し、太陽光を農業生産と発電とで共有する取り組みです。作物の販売収入に加え、発電した電力を自家利用することで農業経営の改善を図る新たな営農スタイルとして注目されています。
本市は、環境省が選定する脱炭素先行地域として令和5年11月7日に選定されました。ソーラーシェアリングを中心とした脱炭素化推進プロジェクトを掲げ、脱炭素化や持続可能な地域農業の発展を目指しています。
ソーラーシェアリングの詳細は、ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)のページをご覧ください。
脱炭素先行地域の詳細は、匝瑳市が脱炭素先行地域に選定されましたのページをご覧ください。
関連する事業や制度
環境保全型直接支払交付金
地球温暖化防止や生物多様性保全に貢献する農業を促進するため、農業者団体が取り組む環境保全に効果の高い営農活動に対して、環境保全型農業直接支払交付金による支援を行います。
交付対象の活動内容は、次のとおりです。
- 化学肥料、化学合成農薬を千葉県の慣行レベルから原則5割以上低減する取り組みと併せて行う、カバークロップ(緑肥)の作付けや堆肥の施用などの取り組み
- 有機農業の取り組み
詳細は、多面的機能発揮促進事業のページをご覧ください。
みどりの食料システム法に基づく「みどり認定」
環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律(みどりの食料システム法)に基づき、環境負荷低減事業活動を行おうとする農業者は、環境負荷低減事業活動実施計画(以下「実施計画」)を作成し、都道府県知事の認定を受けることができます。
認定を受けた農業者は、認定された実施計画に基づく取り組みに対して、税制・金融措置による支援を受けることができます。
詳細は、みどりの食料システム法に基づく「みどり認定」についてのページをご覧ください。
農産物の環境負荷軽減の取り組みの「見える化」等級ラベル
農林水産省では、農産物の生産段階における環境負荷低減の取り組みを推進し、取り組みの状況を消費者に分かりやすく表示するため、「見える化」等級ラベルを作成しました。
「温室効果ガス削減への貢献」や「生物多様性の保全」の取り組みを等級ラベルで表示することで、生産者の環境負荷低減の努力を、目に見える形で消費者にアピールができるようになりました。
詳細は、農産物の環境負荷軽減の取り組みの「見える化」等級ラベルのページをご覧ください。
「環境にやさしい農業」推進事業補助金
持続的な発展に向け、生産性の向上を図りつつ、生産活動に伴う環境負荷をできる限り低減する「環境にやさしい農業」に取り組む生産者に対して、環境保全型農業技術の導入支援をします。
詳細は、「環境にやさしい農業」推進事業補助金のページをご覧ください。
関連情報
- 農林水産業・食品産業の現場の新たな作業安全対策(農林水産省ホームページ)
農作業安全に関するイベントや資料、啓発資材などが掲載されています。 - 農業関連補助事業について
農業経営の安定・発展や規模拡大を目指す農業者が活用可能な、各種補助事業をまとめています。
- 補助金などの情報を検索できる「逆引き事典」
事業の目的・補助金の用途に応じて、国および県の補助事業を調べることができます。
問い合わせ先
このページに関するお問い合わせは農林水産課 農業戦略室です。
本庁3階 〒289-2198 匝瑳市八日市場ハ793番地2
電話番号:0479-73-0089 ファクス番号:0479-72-1117
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