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特定外来生物「ナガエツルノゲイトウ」の水田における防除

ナガエツルノゲイトウとはヒユ科に分類される南米原産の多年草です。繁殖力、拡散力が高く生態系や農業へ悪影響を及ぼす恐れがあることから「特定外来生物」に指定され、栽培や運搬などが規制されています。

茎はストロー状でわずかな力でも節から簡単に折れます。国内の系統は種子をつけませんが、節がついていれば数センチメートル程度の茎や根の切れ端からでも再生することができる拡散力の強い植物です。

川や池の水底に根を張り、水上に茎や葉を伸ばす抽水植物と呼ばれる水草に分類されますが、乾燥にも強く陸地でも生育します。折れた茎は水に浮きやすく、河川や水路で下流に流れ、流れ着いた場所でマット状の群落を形成し、分布域を拡大します。

ナガエツルノゲイトウの水田における防除

水田では主に水口から侵入し、畦塗りにより茎や根が断片となり、畦畔へ拡散されます。断片が再生し、畦畔や水田内へ伸びた状態で耕うんなどを行うと、水田内部にも断片がすき込まれます。また、刈り払い機による畦畔除草は断片化し、飛散することで水田内へ侵入するため、畦畔は除草剤で防除することが重要です。

水田内部でナガエツルノゲイトウが多く発生すると、作物との競合による収量の減収や収穫時にコンバインに絡まり作業性の低下をもたらす恐れがあります。早期に発見し、断片を残さないように丁寧に取り除くとともに周囲への拡散を防止することが重要です。

詳細は下記リーフレットおよびホームページをご覧ください。

ナガエツルノゲイトウ対策リーフレット [PDF形式/692.74KB]

千葉県ホームページ「ナガエツルノゲイトウの秋季防除について」

千葉県ホームページ「ナガエツルノゲイトウ対策のポイント」

農林水産省ホームページ「ナガエツルノゲイトウの駆除対策について」

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは農林水産課 振興班です。

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