8月 八重垣神社祇園祭

R6祇園祭毎年8月4日、5日に行われる八重垣神社祇園祭は、八重垣神社を中心に10町内から合わせて20基ほどの神輿みこしが繰り出されます。笛と太鼓の軽快な囃子はやしに合わせて担がれる神輿はこの地方特有のスタイルで、「あんりゃぁどした」という威勢のいい掛け声で練り歩く姿は、見ている者も心踊ります。また、神輿の行列に冷水を浴びせ掛けるのもこの祭りの特徴です。

従来女性は、神輿を担ぐことは許されていませんでしたが、この祇園祭では女人禁制の旧例が緩和されて、女神輿が繰り出されるようになりました。この女神輿は、全国でも珍しい女性だけが担ぐ神輿として注目を集めています。4日の夕方から威勢のいい女性たちにより、男たちに負けじと各町内から10基の神輿が渡御されます。

この祇園祭のハイライトは5日の神輿連合渡御です。10町内から集まった20基ほどの神輿と囃子連は、10時10分に八日市場小学校を出発し、その後延々と連なって市街を練り歩きます。16時過ぎに八重垣神社に次々と入る前には活気が最高潮に達し、担ぎ手たちの力の入った渡御が見られます。

 

八重垣神社祇園祭(令和元年)連合渡御神輿連合渡御
八重垣神社祇園祭(令和元年)

豪快な水掛け

八重垣神社祇園祭(令和元年)女神輿

女神輿渡御

期日

毎年8月4日、5日

交通

JR総武本線八日市場駅下車

お祭り(お囃子・神輿担ぎ)体験希望者大募集!

お神輿の渡御に参加・体験する人を募集しています。
ぜひ、この機会に祭りに参加してみませんか。

問い合わせ先:匝瑳市観光協会事務局(電話番号:0479‐73‐0014) 

祇園祭の歴史

歴史資料が乏しいものの、見徳寺に所蔵する古文書によれば「祇園会は元禄十年(1697)の頃なり、別当見徳寺始め毎年天王宮免田米をもって祭礼す」とあり、これを祇園祭の起源とみることができます。さらに、別の古文書によると「正徳三年(1713)六月十九日、門前へ初めて神輿を本振りなり」とあり、この頃に神輿が担がれるようになったようです。

祇園祭特有のお囃子が登場するのは明治中期以降で、その伝承の経過から通称「三川囃子」と呼ばれています。

また、神輿渡御が盛り上がると町同士の紛争が絶えませんでした。そこで、解消する方策として大正時代からは神輿連合渡御が行われるようになり、それが現在も承継されています。

大正時代の祇園祭の画像

大正時代の祇園祭

昭和40年代頃の祇園祭の画像

昭和40年代頃の祇園祭

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは商工観光課 商工観光班です。

本庁3階 〒289-2198 匝瑳市八日市場ハ793番地2

電話番号:0479-73-0014 ファクス番号:0479-72-1117

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