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市長の部屋

広報そうさ8月号掲載「伝統文化で社会問題の解決」

いやぁ〜毎日暑いですが、じりじりと照り付ける太陽にセミの声、田んぼに目を向けますとすっかり稲穂が出揃い、夜になるとどこからかお囃子はやしの音が聞こえてきて、匝瑳市らしい夏を迎えたなと感じます。

さて、千葉県内にもたくさんの祭りがありますが、この度、本市を代表する夏の伝統行事「八重垣神社祇園祭」が、「次世代に残したいと思う『ちば文化資産』」に選定されました。最近では、イベントやフェスティバルを祭りと呼ぶこともありますが、昔からの伝統的な祭りや盆踊りには、感謝、祈り、鎮魂などの日本人が大切にしている想いが反映されております。また匝瑳市の祭りに欠かせないお囃子も親から子へ、子から孫へと受け継がれていき、祭り本番を迎えると、笛や太鼓の奏でる音、お神輿みこしの迫力や熱気に子どもたちは大はしゃぎ、新しい記憶とともに脈々と後世へつなげていくことで、伝統文化が発展していくのだと思います。こうして考えてみると、祭りには地域をつなげる力があると感じます。特に子どもたちは、地域の交流を通して成長し、家庭生活だけでは得られない地域社会でのつながりの大切さ、家族以外の大人との関わり、礼儀や感謝、道徳など貴重な経験をすることができます。地域の絆が深まり、そこで交流した子どもたちの成長が垣間見えると、祭りが持つ力には、地域力を高めるにとどまらず、今後さまざまなところに影響していくと考えます。このような考え方を持って地域活性化に取り組むことは、人口が減り続けている社会問題の解決に向けた一つの策になります。今回の文化資産の選定を受け、あらためてそんなことを考えました。ぜひ老若男女、さまざまな世代の方が地域の伝統文化に関わっていただけたらと思います。

今月号でも紹介されておりますが、匝瑳市で初めて病児・病後児保育を行う施設が開設されました。私が掲げる「未来を担う子育て支援」に向けた取り組みと併せ、今後も事業者と連携しながら保護者の負担軽減と生活支援を図ってまいりますのでよろしくお願いいたします。

それでは皆さま適度な運動を心掛け、栄養バランスの良い食事と睡眠をしっかりとるなど生活リズムを整えて、夏バテしない体づくりで元気に夏を乗り越えましょう。

匝瑳市長  宮内康幸

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