匝瑳市の3代目市長として市政の舵取りを担わせていただくこととなりました宮内でございます。太田前市長から受け継ぎましたバトンとともに、今月号より「市政の窓」から「市長のつぶやき」として、私の思ったこと、感じたこと、時事問題など、あれこれ思い浮かぶままに書きつづってまいりますので、ご一読いただければ幸いです。
2月28日の初登庁から、早いもので1カ月が経過し、この間、新任のごあいさつや各課の主要事業のレクチャーを受けながら、就任後初となる議会にも臨ませていただきました。同じ議場でも市議会議員時代とは一味違った空気を感じながら、かなり緊張した面持ちであったかと思います。3月定例会は別名予算議会とも呼ばれ、新年度に向けた市全体の予算が審議されますが、提出した議案はすべてご可決いただき、新年度を無事に迎える準備が整い安堵あんどするとともに、議会のご理解に感謝しております。
なお、私が掲げます”まちづくりビジョン”や”重点施策”に係る新たな施策の展開につきましては、現在、庁内で準備検討を進めているところであり、今後、補正予算においてお示しをさせていただきたいと考えております。併せて皆様の声を伺いに現場へも出向いてまいりますので、その際はよろしくお願いいたします。
また、今議会では議員発議により「ロシアによるウクライナへの軍事侵略に対する非難決議」が全会一致で採決されました。ロシアによるウクライナへの武力侵攻は、決して許されるものではありません。この行動は国際社会ひいては我が国の平和と秩序、安全を脅かす行動であり、断じて容認できるものではなく、私も強く非難するものです。これ以上の犠牲が拡大しないよう、国際社会の協力により、まずは一日も早い停戦合意を望むものであります。
さて、市内でも桜が開花し、春本番となりました。依然として新型コロナウイルスの影響により市内各行事も本開催とはなりませんが、皆様がこれをお読みになる頃には、感染者数も落ち着き、感染対策を取りながらそれぞれに春を感じておられることと期待を込めまして、初稿の結びとさせていただきます。

匝瑳市長  宮内康幸