「長寿命化」の考え方による学校の施設整備

　市では、平成30年3月、市が所有する学校施設について、従来の建て替え中心の施設整備ではく、「長寿命化」の考え方に基づいて、施設の機能を維持しながらこれまで以上に長く使い続けることで、財政負担の軽減と平準化を図ることを目的とした『匝瑳市学校施設長寿命化計画』を策定しました。

　なお、この計画は、平成28年2月策定の『匝瑳市公共施設等総合管理計画』の個別計画と位置付けるものです。

計画の概要

　計画の概要を以下の通り示します。

計画期間

　本計画の対象とする期間は、2018年度から2058年度までの、40年間です。

対象施設

　本計画の対象施設は、市立の小学校10校、中学校3校、幼稚園2園です。

学校施設の実態

　児童・生徒数や園児数は昭和60年以降、減少を続け、これに伴って学級数も減少傾向にあります。

　そうした中、小学校校舎は築30年から45年が経過し老朽化が進んだ建物が多く、今後、建て替えや改修などの整備で膨大なコストが掛かることが予想されます。

学校施設整備の基本的な方針など

　学校施設の整備を行うに当たっては、地域特性や実情を踏まえた適正な規模計画・配置計画に基づきます。

　また、長寿命化の方針としては、機能性・安全性の優先的確保、「事後保全」から「予防保全」への転換、社会変化に対応した施設改修計画に基づいて実施します。

長寿命化の実施計画

　建物ごとの整備実施年度は5年単位で設定します。その際の優先順位付けは、劣化状況や築年数、過去の改修履歴などを考慮して決定します。

長寿命化計画の継続的運用方針

　本計画を策定するに当たって整理した基礎情報などは、データベース化により今後の修繕・改修計画で有効活用を図ります。

　また、本計画の継続的な運用のために、推進体制などの整備・充実ややフォローアップを図ります。

計画全文

　『匝瑳市学校施設長寿命化計画』は、以下からダウンロードしてご覧いただけます。

• 匝瑳市学校施設長寿命化計画書 [PDF形式／2.74MB]