市長の部屋
広報そうさ5月号掲載「大阪・関西万博がいよいよ開幕」
今年の春は4月初めに見られた厳しい寒さの影響でチューリップや桜の開花が遅れましたが、この寒の戻りで今年は見頃の期間が例年よりも少し長くなりました。市内各所の花見スポットは多くの人でにぎわっており、私も春の花を堪能させていただきました。これから新緑まぶしい季節がやってきます。この時期は自然や緑を満喫できるイベントが盛りだくさん。「植木のまち」としてのPRも兼ねて、多くの人に訪れていただきたいと思います。
この原稿を執筆中4月13日、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに158の国と地域が参加する大阪・関西万博が開幕しました。10月13日までの184日間、大阪湾に浮かぶ人工島「夢洲」が会場となり、国内外のパビリオンで社会課題の解決に向けた次世代技術の展示や、各国の伝統、文化が体験できる企画などが半年間にわたって予定されています。
そもそも万博を開催する目的はなんなのでしょうか。そしていつから始まったのでしょうか。万博は「万国博覧会」の略称のことであり、さらに言えば「国際博覧会」というのが正しい名称のようです。万博については国際博覧会条約に定義されており、各国が研究する最先端かつ近い未来に実用可能となる科学技術などをさまざまな人に見てもらうための催し物ということになります。
そして万博の起源は諸説あり、紀元前の古代エジプトまでさかのぼる説があります。国王の即位祝典の行事として芸術品などを住民に披露したことが記録されており、これを原始的な形の博覧会だとすると、博覧会はオリンピックより古い歴史を持つことになるかもしれません。なお、現在につながる万博の始まりは1851年の「ロンドン万国博覧会」であり、日本が初めて参加したのは1867年の「パリ万博」となります。そして日本が初めて自国開催した万博は高度経済成長期の象徴として、多くの人々に夢と希望を与えた1970年の「大阪万博」となります。もっとも私はまだ生まれていませんでしたが。2度目となる大阪万博。私たちにいったいどんな未来を見せてくれるのでしょうか?
万博の会期中、参加する国や地域、国際機関には、1日ずつ「ナショナルデー」が割り当てられており、伝統や文化を紹介しながら来場者などと交流する催しが予定されています。経済や紛争により世界の分断が進む中、国際交流の場としての役割を果たすことができるのか、そのような面からも意義のある万博となることを願うものであります。
ぜひ機会がございましたら、飽くなき探求心の成果を見届けに出かけてみませんか?
匝瑳市長 宮内康幸
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