現在の財政状況と財政健全化に向けた取組
本市では近年、多額の財政調整基金を取り崩しながらの厳しい予算編成が続いており、令和6年度決算では、財政硬直化の度合いを示す指標である経常収支比率が99.1%になるなど、財政状況も悪化傾向にあります。
根本的な要因として、本市の財政が歳入に見合った歳出構造になっていないという状況がありますが、近年の人件費や物価高騰などの影響によって、その状況はさらに深刻化しています。
このような状況を早期に脱するとともに、将来にわたって持続可能な財政運営を目指すため、市では今年度、市長を委員長とする庁内組織「匝瑳市財政健全化推進委員会」において、財政健全化に向けた取り組みを進めています。
現在の財政状況
本市では、令和6年度から令和9年度までの4年間を計画期間とした「第3次匝瑳市財政健全化計画」において、計画目標の一つとして「計画最終年次における財政調整基金残高20億円以上の確保」を掲げています。
しかしながら、令和7年度一般会計当初予算においては、財源不足額の拡大により、やむを得ず財政調整基金を17億円取り崩すこととしており、令和7年度末の同基金残高は8億円台にまで減少する見込みとなっています(令和7年11月末現在)。
財政調整基金は、いわゆる「市の貯金」であり、災害時などの突発的な財源不足に対応するために一定の残高を確保しておく必要がありますが、既存事業をこのまま継続していった場合、基金が枯渇してしまう可能性が非常に高くなっています。

財政状況が悪化している要因
近年は厳しい予算編成が続いていましたが、令和6年度末までは財政調整基金残高を20億円以上確保し、暫定的には計画目標を達成することができていました。
しかしながら、令和7年度当初予算編成においては、人件費や物価の高騰に加え、小中学生の1人1台学習用タブレットの更新や、消防庁舎の建て替え整備に係る匝瑳市横芝光町消防組合への負担金増加などの特殊要因が重なり、多額の財政調整基金を取り崩さざるを得ない状況となりました。
さらに、歳入面において、若年層の流出による課税人口の減少や、企業や工場が少ないことなどによって、市税収入が伸びにくい状況にあることも、財政状況が悪化している要因であるものと考えられます。
財政健全化に向けた取り組みと事業の廃止・縮小
このような状況を踏まえ、令和7年度は「匝瑳市財政健全化推進委員会」において、次の事項について取り組みを進めています。
- 令和8年度当初予算編成に向けた事業仕分け
- 令和7年度当初予算の執行抑制
- 歳入確保対策の強化
- 公共施設の統廃合などに向けた検討
これらのうち、「令和8年度当初予算編成に向けた事業仕分け」については、同委員会において、事業の廃止や縮小についての方針を取りまとめたところです。今後その方針を基本として当初予算編成を進めていきます。
なお、事業の廃止、縮小については、市議会令和8年3月定例会での予算成立をもって正式に決定します。
対象事業の詳細は、今後必要に応じ、各担当課から周知をさせていただく予定です。
この事業仕分けは、本市が歳入に見合った歳出構造の確立と持続可能な財政基盤の強化を図っていくために必要な取り組みであると考えています。
市民や関係者の皆さまにおかれましては、ご理解を賜りますようお願いします。
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- 2025年12月2日
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