広報そうさ11月号掲載「地産地消とそうさ農業まつり」
11月に入りますと、朝晩の冷え込みが強くなり各地で紅葉が一段と進みます。いつもなら「よし!紅葉でも見に行こう!」となるものですが、今年は少し様子が違い、連日報じられるクマ出没のニュースにより、各地で催しが中止されるなど、影響が広がっています。そんな中、ある番組で「本州で野生のクマが生息していないのは千葉県だけ」ということを知りました。なんでも県内にある山の標高が低いこと、生息地との間に人間が住む関東平野が広がっていること、利根川や江戸川と
いった大きな川が障壁になっていることなど、クマの生息に適した土地が少ないことがその理由に挙げられていました。クマがいないことに安堵するものの、市内ではイノシシなどの野生動物が増加し、大きな問題の1つとなっています。今後、野生動物が農地や人里に近づきにくい環境整備など抜本的な対策を国・県と連携して進めてまいりたいと考えます。
さて、昨今の食と農に対する意識の高まりのなか、「地産地消」という言葉が再び注目を集めています。今回は地産地消の考え方やそのメリットについてお話ししようと思います。地産地消を簡単に言うと、地元のものを、地元で消費する(食べる・買う)という考え方です。地元の農家が育てた野菜を近くの直売所で買って食べたり、地元で水揚げされた魚や地元の畜産農家が生産した肉を地域の飲食店がメニューに取り入れたり、学校給食で提供するような行動が具体的な例です。
では、そこにどんなメリットがあるのでしょうか?(1)お店に並ぶまでの時間が短く、新鮮な状態で手に入る。(2)「どこで、誰が、どう」作ったのかがわかりやすい。(3)地元のものを消費することで、地域にお金の循環が生まれ、地元を応援する行動につながる。などが挙げられます。これらのほかにも「SDGsの目標達成に貢献する取り組み」という面で注目されています。食材を遠くから運ぶには、トラックや飛行機などの移動手段が必要で、そのたび二酸化炭素などが排出されてしま
います。地産地消で輸送距離が短くなればその分、排出される二酸化炭素なども少なくなり、地球環境の保全にも貢献することができます。
いつもの買い物で、地元産の野菜や肉、魚に目を向ける。そんな小さな一歩が地域と未来を大きく変える力になります。合わせて9日に開催される「そうさ農業まつり」で生産者の生の声を直接聞くことも大事だと考えますので、ぜひ地元の新鮮食材をお求めにお出掛けください。
匝瑳市長 宮内康幸
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- 2025年11月1日
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