匝瑳市の植木生産は明治時代に始まったといわれ、大正時代になって職業として本格化しました。しかし、当時の植木生産農家はわずか5~6戸で、限られた富裕層を対象に小ぶりの観賞用樹木を細々と供給しているにすぎませんでした。ところが、大正12年、大阪府池田の植木買い付け業者の阪上亥之助が病害虫や寒さに強い八日市場のイヌマキに目をつけ、これを関西方面に出荷したことがきっかけとなり、植木生産が広まりました。現在では日本有数の栽培面積を誇るほどの大産地となっています。

植木栽培は市内各所で行われていますが、特に線路から南側の地域で盛んです。また、農家の垣根として”槙塀”がよくみられ、なかには高さ7mほどのものまであります。

植木畑槙塀

千葉県植木伝統樹芸士・植木銘木100選

千葉県は全国有数の植木生産県です。そこで植木産地発展の基礎を築いた伝統的な樹芸技術を保存継承し、今後の植木生産に役立てるため、「千葉県植木伝統樹芸士・植木銘木100選」を認定しています。

植木伝統樹芸士は、植木屋さんのなかでも特にその実力が認められている存在です。平成20年度末現在39名おりますが、26名は市内在住者です。

植木銘木は、植木職人の技により造形木として芸術的な美しさを持っています。平成20年度末現在41本がその認定を受けていますが、23本が市内にあります。

詳細は、千葉県農林水産部生産販売振興課のホームページに詳しく出ています。

このように、匝瑳市の植木産業の水準はとても高いのです。