社団法人 細菌製剤協会の資料より

予防接種全般について

Q.「明らかな発熱を呈している者」について、具体的に教えて下さい。

A.発熱がある場合には、予防接種を中止する必要があります。
明らかな発熱とは、通常37.5℃以上を指します。検温は実施施設で行いましょう。

Q.手足口病、伝染性紅班、突発性発疹、かぜなどのウィルス性疾患にかかった後は、どのくらいの間隔をあければワクチン接種が可能になりますか?

A.治ってから2週間程度後、冬季の「かぜ」であれば治ってから1~2週間程度、「夏かぜ」は治ってから1ヶ月の間隔をあければ、接種可能でしょう。

Q.接種を受けそこなってしまいました。どうすればよいでしょうか?

A.気がついた時点で接種することが必要です。定期の予防接種については、接種年齢までは公費で接種可能です。定期外予防接種については、お問い合わせください。

Q.生ワクチンと不活化ワクチンの違いは?

A.生ワクチンは、病原菌を弱めたウィルスや細菌を接種して感染を起こさせるものです。接種後に得られる免疫は強固で自然感染による強毒な病原体の感染を防ぐことができます。
不活化ワクチンは大量に培養されたウィルスや細菌を集めて精製し処理し、病原体の活力を失わせたワクチンです。

Q.他の予防接種との接種間隔は?

A.
生ワクチンを接種した日から27日間以上、不活性ワクチンを接種した日から6日間以上置く必要があります。

三種混合(不活化ワクチン)

Q.三種混合(DPT)とはどんなワクチンですか?

A.D=「ジフテリア」  P=「百日せき」  T=「破傷風」
これら3つの病気を予防するためのワクチンです。

Q.三種混合の2回目が8週間以上超えてしまったが?

A.定期外接種となりますが、公費にて接種可能です。

Q.三種混合の2回目と3回目が8週間以上超えてしまったが?

A.定期外接種となりますが、公費にて接種可能です。

Q.三種混合は、予防接種法で生後3ヶ月から実施でき、できるだけ早い時期に実施するよう勧められているのはなぜでしょうか?

A.百日せきは、乳幼児期(特に乳児期)にかかると重篤となり、肺炎や脳症を併発する致命的な病気です。母子免疫はほとんど期待できないので、乳児期から感染する可能性があります。
このため、乳児期早期から免疫をつけることが必要であり、接種は生後3ヶ月になったらできるだけ早く開始することが望まれます。

日本脳炎(不活化ワクチン)

Q.日本脳炎ワクチンとはどんなワクチンですか?

A.現在使用されている乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンは、日本脳炎ウイルスをVero細胞(アフリカミドリザル腎臓由来株化細胞)で増殖させて得られたウイルスを採取し、ホルマリンで不活化(感染性を無くすこと)して製造されたワクチンです。 詳しくは、「日本脳炎に係るQ&A(平成23年7月改訂版)」(厚生労働省作成)をご確認ください。

ポリオ(生ワクチン)

Q.接種後、よだれでワクチンがこぼれたりして接種量が不足することはないのでしょうか?

A.ある程度のワクチンが、喉頭や腸管に到達すれば、そこで増殖しますので免疫を作ることができます。

Q.接種後に吐いてしまいました。どうすればよいでしょうか?

A. 接種直後であればもう一度接種します。30分ぐらい経ってから吐いた場合は大丈夫でしょう。

Q.接種を受けた子供のよだれ、指しゃぶり、おむつについた便から妊婦やワクチン未接種の子が感染することはありますか。また、胎児への影響は?

A. 母親に免疫がない場合や、未接種の子は感染の可能性が認められています。また、胎児には影響はないとの報告があります。なお、よだれ、指しゃぶり、おむつ交換後等は、必ず手洗いをしましょう。

麻しん・風しん(生ワクチン)

Q.治療のためにガンマグロブリン製剤を投与しましたが、どのぐらいの間隔をあけて麻しんワクチンを接種したらよいでしょうか?

A.3ヶ月以上接種を延期してください。治療のため大量療法を受けた方は6ヶ月以上延期してください。

Q.ワクチン接種後の発熱について、また解熱剤を使用してよいでしょうか?

A.接種後5~14日後を中心として、約20%に37.5℃以上、数%に高熱(38.5以上)の発熱がみられます。通常1~2日で平熱に下がります。発熱した場合は医師に相談して下さい。

Q.家族に妊娠5ヶ月以内の妊婦がいる場合、子供に風しんワクチンを接種してもよいでしょうか?

A.接触感染を起こしませんので、接種してもかまいません。

Q.おたふくかぜ、麻しんなどに感染した場合、どのくらいの間隔をあければ風しんの接種ができますか?

A.普通は「治癒後1ヶ月」と考えることがよいと思います。

BCG(ワクチン)

Q.BCGの有効性について教えて下さい。

A.正しく接種された場合1年後にツベルクリン反応をみますと80%以上の陽性率が得られます。発病予防効果は10年以上続くといわれます。

Q.BCGを接種してからどのぐらいで、効力が出てくるでしょうか?

A.1ヶ月後には十分免疫ができるといえます。