「食品ロス」とは何か

 「食品ロス」とは、まだ食べられるにもかかわらず、捨てられてしまう食品のことを言います。

 平成25年度の農林水産省統計によると、年間の食品廃棄物2,797万トンのうち、実に約23%の632万トンが食品ロスとして廃棄されています。

 これは日本全体に流通する食品の量8,339万トンの約8%にあたり、1割近い食品が食べられる状態のまま捨てられていると考えられています。

食品ロスの発生状況

 レストランやスーパーなど店舗からの食品ロスは、「規格外品、返品、売れ残り、食べ残し」などが原因とされており、日本全体で年間で約300万から400万トンと推計されています。

 また、家庭からの食品ロスは「食べ残し、賞味期限切れ、過剰な除去」などが原因とされており、日本全体で年間で約200万から400万トンと推計されています。平成25年度は約312万トンが食品ロスとして廃棄されており、ご飯1杯を150グラムとすると、年間164杯分に相当する量です。

 匝瑳市ほか二町環境衛生組合によると、平成21年度から25年度までに処理されたゴミのうち「厨芥(ちゅうかい)類(家庭や飲食店から出る食品ごみ)」は年間約857から2,419トンと推計されています。厨芥類には食品ロスも含まれており、住民の努力により資源化や削減が出来るものと考えられています。

※参考:匝瑳市環境基本計画

食品ロスの問題点・影響について

食品ロスについては、次のような問題点があると言われています。

  • 食品廃棄に伴う二酸化炭素排出の増加などの環境負荷
  • 活用できる資源(食べられる食品)が捨てられており、もったいない
  • 食品の購入費・加工費・処理費など、経済的負担の増加
  • 食料自給率の低下
  • 食料の6割を輸入している一方で、大量の食品を捨てているアンバランス

食品ロスを減らすためには

 千葉県では「ちば食べきりエコスタイル(略称:ちば食べエコ)」運動を通じて、家庭での食事の際や、レストランや宴会での食事の際に「食べきり」をすすめていくことで、食べ物がごみになる量をできるだけ減らしてくための取り組みを続けています。

 

いくつか例を挙げると、

  • 残っている食材を確認してから買い物に行く
  • ばら売り・量り売り・少量パックなど使いきれる量を買う
  • 食べきれないと思ったら、小盛りやハーフサイズを注文する
  • 宴会の時に、料理を食べきるよう呼びかける

などがあります。

 また、民間事業者では、堆肥・飼料化によるリサイクルを通じた取り組みなどが行われています。

参考サイト

千葉県:ちば食べきりエコスタイル(ちば食べエコ)

政府広報:もったいない!食べられるのに捨てられる「食品ロス」を減らそう