お地蔵(じぞう)さま
伝説の地(須賀地区蕪里)
昔々、蕪里村(かぶざとむら)でのお話。
ある日、大勢の子供たちが、道ばたにあっ
たお地蔵様を川の中へ放り込んだり、転が
したり、棒で叩いたりして遊んでいた。
するとそこへ、たいへん信心深い源蔵と
いうじいさんが通りかかった。もともとお地
蔵様は子供が大好きなので遊んでいたの
だが、それを知らない源蔵じいさんは、子
供たちを追い払ってしまった。
そして、お地蔵様を子供たちの判らない
所へ隠してしまった。
源蔵じいさんは、善意でしたのだが、お地
蔵様は子供たちと遊ぶことが出来なくなっ
た。怒ったお地蔵様は、凶作(きょうさく)
の年を続けて村人を困らせてしまった。困った村人は、どうしたらお地蔵様の
怒りを鎮(しず)められるか相談した。
その結果、七月二十三日、つまり源蔵じさんがお地蔵様を隠した日に、毎
年、村人が集い供養(くよう)することにしたのである。不思議なことに、それか
らはお地蔵様の機嫌(きげん)も治り、豊作が続くようになったそうだ。
原話 そうさの伝説とむかし話
登録日: 2006年10月25日 / 更新日: 2006年10月25日



